約 4,355,508 件
https://w.atwiki.jp/cafedeanri/pages/75.html
アサシン・鎧装備考察S1シーフクロース S1メイル 忍者スーツ S1フォーマルスーツ ブリーフ 属性鎧4種ルシウス火山の激しさ(火属性) シャピニハ海の叫び(水属性) エベシ嵐のうねり(風属性) クレイトス大地の裂け目(地属性) 鎧カード アサシン・鎧装備考察 S1シーフクロース DEF+6 AGI+1のシーフ系専用鎧。 使い回しが効かないものの、AGI+1の効果が非常に優秀で、アサシンの汎用鎧としては非常に優秀です。 また、重量が10と非常に軽く、低STRになりやすいソウルブレイカー型だと地味に大きいです。 S1メイル DEF+8の鎧。重量330とかなり重いものの、剣士系や商人系との使いまわしも効きます。 アサシンが装備出来る鎧の中では最高峰のDEF上昇を誇る為、DEFを極めたい方は是非。 忍者スーツ DEF+7の鎧。シーフ系と忍者のみ装備可能と地味に使いまわしの範囲が狭いものの 忍の腰帯とのセット(消費SP20%減少、HP+300)が大きく、SPを多用するソウルブレイカー型ならば特に大きいでしょう。 また、スロットエンチャント可能な品である為、スロット付きが欲しい場合は 挑戦してみるのも良いかもしれません。 S1フォーマルスーツ DEF+5の鎧。これだけ聞くと大したことが無いように思えますが ノービス以外の全ての職で装備可能であること、重量が30と非常に低いこと等から 属性付与cを挿す時の最もベターな選択と言われています。 他に属性付与cを挿す時の候補に挙がる鎧といえば S1メントル(DEF4、重量60)やS1ロングコート(DEF+5、重量120)などがあります。 ブリーフ DEF4の鎧。この装備単品ではまるで使い物になりません。 が、肩防具のランニングシャツと同時に装備した時にその真価を発揮します。 セット装備によりAGI+5、FLEE+10が追加される為、AGI狂にはたまらないセット効果となります。 属性鎧4種 以下に簡単に纏めておきます。 ルシウス火山の激しさ(火属性) 通常狩りや対人戦よりもBOSS狩りで活躍する防具かと思われます。 理由としては、カナトウスc(DEF+1 鎧破損防止。ただし過剰精錬失敗時は消滅)を刺す事により 一部のMVPBOSSが使用してくるデモンストレーションに対して完璧な防御を見せることが出来る為です。 もっとも、デモンストレーションは無対策だと武器も壊してきますが…その場合も特化武器、ですね。 また、ウィザードの主力魔法ストームガストに弱い点も対人戦での使いにくさに拍車をかけています。 シャピニハ海の叫び(水属性) 刺すカードはマルクc(凍結防止)一択。これで通常狩り、対人戦、BOSS狩り、全てに持っていけると思われます。 対人戦では下記のエベシ嵐のうねりの方が人気が高いかもしれませんが その対策として地属性攻撃を行ってくる場合もあります。相手さんとの腹の探り合い次第で、ですね。 エベシ嵐のうねり(風属性) やはり刺すカードはマルクc(凍結防止)一択。 基本的には上記のシャピニハ海の叫びよりも幅広い活躍をしてくれるものと思われます。 特に生体3Fでは神装備となり得る性能となるでしょう。 クレイトス大地の裂け目(地属性) …これの有効な使い道って何かあるのでしょうか?情報求む。 鎧カード ピッキ(STR+1、ATK+10) STR上昇よりもATK上昇による殲滅力向上がメイン。 また、鎧は属性鎧等に持ち変えるケースが多く、このカードによるSTR向上を計算に入れてステータスを調整すると 困る事になるため、ステータス計算の際は注意を。 ポルセリオ(ATK+25、DEF-5) 新世代ピッキcの異名を持つカード。その名の通り、ピッキcに取って変わる効力を持つカードでもあります。 STR上昇効果も無い分、ステータス調整での混乱も起こりにくいかと思われます。 ただし、DEF-5のデメリットが付く事もお忘れずに。 盗蟲(AGI+1) とにかくAGIを極めたい方へ。 ペコペコ(MHP+10%) 最大HPの数字が7000以下ならばプパc(MHP+700) 8000以下ならばリムーバーc(最大HP+800、HP自然回復10%アップ、精錬値が大きいほど最大HP増加量が減る)の方が有効。 最大HPを上げたい場合に。アサシンクロスならばHP8000以上になる事も多いです。 エリセル(FLEE+10、DEF-5) 回避する事が前提のアサシンにとってFLEE上昇の恩恵は大きく、これと木琴を合わせる事により 狩場の選択肢が一気に増えることでしょう。 DEFが減少するというデメリットもありますが、アサシンならばあまり気にはならないかと。 ただし、現在こちらのカードを落とすエリセルが殆ど狩られなくなっているため 需要と供給のバランスが悪く、かなりの高値が予想されます。 サキュバス(MHP+1000、VIT-3、HP自然回復20%ダウン) 前述のインキュバスcと同じく、やはりセットを揃えてこその効果。単品では使いづらいです。 セット効果に関しては頭上段装備カードのインキュバスの項を参照してください。 属性付与系 以下にまとめて書いてしまいます。 カード名 属性 価格 コメント パサナカード 火 ★★★★☆ ノーグ火山、トール火山などに。 ソードフィッシュカード 水 ★★★☆☆ パサナcの代わりにもなる為、優先して欲しいところ。 ドケビカード 風 ★★★★☆ 生体3Fでは是非。 サンドマンカード 地 ★☆☆☆☆ 属性鎧にしては非常に安価。その分いまいち使えない。 アルギオペカード 毒 ★★☆☆☆ バースリーcの下位互換だが、そこそこ優秀 イビルドルイドカード 不死 ★★★★☆ 対人戦では非常に有効。ただし狩りでは使い物にならない。 バースリーカード 闇 ★★★☆☆ 非常に使い所が多い。最優先で欲しい。 エンジェリングカード 聖 ★★★★★ GXクルセにとっては夢の品。アサシンではあまり用は無いかも。 ゴーストリングカード 念 ★★★★★★★★ 対人戦で驚異的な性能を発揮する。その他、ボスのEQ対策になど。
https://w.atwiki.jp/itan_seihaisensou/pages/19.html
アサシン(亜種聖杯) 【CLASS】アサシン 【真名】セミラミス 【マスター】 【性別】女性 【性格】アッシリア帝国に君臨したとされる、伝説の女王。 幼少の頃より化粧、結髪、装身から舞踏、音楽、天文まで幅広く教養を修め、男を惑わす美貌を持っていた。 一方で贅沢と退廃を好み、情熱的な性格をしている。 この情熱は恋においてひとりの男を手に入れるために戦争を起こし、政治において夫である王を毒殺する容赦のなさに現れる。 だが女王としての手腕は確かで、城壁やイシュタル門の建設、多くの遠征を指導した。 黒髪を地に着くほどに伸ばし、黒を基調としたドレスを身に纏う絶世の美女。 美貌だけでなく教養にも優れ、政治においても優れた手腕を見せる。 その一方で情熱的かつ容赦のない性格をしており、夫の毒殺を始めとして血に塗れた人生を歩んだ女性。 【出典】ブリタニア 【属性】秩序・悪 略歴 真名はアッシリアの女帝セミラミス。 世界最古の毒殺者であり、夫であったニノス王を毒殺し、男を物にするために戦争を起こすなど、数十年に渡って暴政を敷いた。 人物 美貌と英知を兼ね備えた、傲慢かつ好色で、派手好きな女性。 彼女にとって「男性」というものは「玩具」であり、企みに嵌った事で富も権力も何もかもを奪われた人間は数知れない。 また女として振る舞い男を自由にして良いのは自分だけの特権である、という認識であるため、彼女にとって「女性」というものは「自分一人」だけ。 母デルケットが男の誘惑に負けて姦通の末に自分を産み、その挙句に「お前は恥だ」と罵りながら水辺に捨てた事を根にもっており、男に弄ばれるような惰弱な女は神であろうと容赦しない。 能力 毒物と奸計の使い手であり、文字通りの「毒婦」。 極めて希少なスキル『二重召喚(ダブルサモン)』によって、「暗殺者」としての能力と「魔術師」としての能力を併せ持つ。 鳩を使い魔として使役している。 空中庭園からEXランクの魔力を引き出し、全方位に発生させた魔方陣からAランクの対魔力を無理矢理貫通するほどの砲撃を乱れ撃ちし、地上に爆撃を行う。 また空中庭園の強化によって数千体の竜牙兵を生み出すことが可能で、空中庭園の警護として竜牙兵と妖鳥を融合させた「竜翼兵」を大量に有する。 庭園内であれば、毒を帯びた無数の鎖の魔術、竜種と同格と言えるほどの階位にある巨大蛇バシュム等の幻想種の召喚、自由自在な空間転移、さらには相手の令呪の効果すら封じてみせるなど、サーヴァントとして規格外の能力を発揮できる。 基本的に近接戦闘は行わないが、シリアの魚神デルケットの血を引いており、黒い神魚の鱗を装甲として展開する事で防御を行う。 ステータス 筋力D 耐久A 敏捷A 魔力A 幸運A 宝具B クラス別スキル 気配遮断C+ サーヴァントとしての気配を断つ。 隠密行動に適している。 自らが攻撃行動に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ただし、毒を忍ばせる場合はこの限りではない。 保有スキル 陣地作成EX 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 具体的な材料を集めることで、"神殿"を上回る"空中庭園"を形成することが可能。 道具作成C 魔力を帯びた器具を作成できる。 セミラミスは毒薬に特化しており、それ以外の道具を作成することはできない。 使い魔(鳩)D 鳩を使い魔として使役できる。 契約は必要なく、思念を送るだけで可能。 二重召喚B 二つのクラス別スキルを保有することができる。 極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。セミラミスの場合、アサシンとキャスター、両方のクラス別スキルを獲得して現界している。 神性C シリアの魚神であるデルケットと人間の間の娘。 宝具 虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン) ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:1000人 由来:セミラミスが生前に作り上げられたと伝えられている空中庭園。 想像を絶する巨大な浮遊要塞。 規則正しく並べられた緑豊かな浮島と、大理石で出来た床や柱で構成されている。 全体にあらゆる種の植物が絡んでおり、混沌の醜さと絢爛の美しさが同一化している。 魔力による顕現は不可能で、彼女が生きていた土地(イラクのバグダット周辺)の木材、石材、鉱物、植物、水といった材料を全て揃え、最低でも三日以上の長時間の儀式を行ってようやく完成する。 このような面倒なプロセスが必要なのは、彼女が実際は空中庭園など建設しておらず、後付けの神秘として自身に刻み付けられたためで、「虚栄」とは事実に反する紛い物である事を意味する。 だが、真実よりも遥かに巨大かつ出鱈目で、浮遊に使われている宝具でありながら持ち主の意思で作り変えることが出来る。 巨大な戦略拠点であるのはもちろんとして、キャスターのクラス別スキル『陣地作成』における『大神殿』に相当する効果があり、どこへ行っても内部は彼女の領域として扱われる。 ステータス全てが強化され、最高クラスの知名度補正を獲得、さらに魔法の領域に踏み込んだ魔術すら使用可能となる。 庭園周囲には十一基の迎撃術式『十と一の黒棺(ティアムトゥム・ウームー)』が設置されている。庭園を囲むように配置された全長20mを超える巨大な漆黒のプレートで、対軍級の光弾による魔術攻撃を行う。その威力は十一基全て合わせればバルムンクと拮抗すると推測されるほど。 移動可能宝具としては速度が遅く(ルーマニアを出国するのに数日かかっている)、隠密性にもやや欠けるが、一般人対策の認識阻害の効果や、最低限の魔力感知妨害は持っているようで、魔術協会の捜索の目を逃れている。 何より、その防衛機構に加え、7500メートルと言うその高度自体が鉄壁の防御機構として働くため、攻略は非常に困難である。 強力な宝具ではあるが、発動するためには小国が買える金額の材料費と七十二時間の詠唱、庭園を隠すための潜伏場所が必要となるため通常の聖杯戦争で使用できることはまずない。 驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム) ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人 王の間にいる限り、あらゆる毒への耐性を持ち、あらゆる毒を大気中に作り出すことができる。 その毒は極めて侵食率が高く、魔術師であれば使い魔を通して中の様子を覗き見ただけで目が溶けてしまうほど。 徐々に神経が麻痺し、視界を喪失し、最終的には激痛に苛まれて行動不能に陥る。 キャスターとの二重召喚ではなく単なるアサシンとして召喚された場合はこちらの宝具を主軸として聖杯戦争を戦うことになる。 詳細 アッシリア帝国に君臨したとされる伝説の女帝「セミラミス」。 人類最古の毒殺事件の犯人であり、自由の女神のモデル。 幼少の頃より化粧、結髪、装身から舞踏、音楽、天文まで幅広く教養を修め、男を惑わす美貌を持っていた。 一方で贅沢と退廃を好む情熱的な女性。 この情熱は恋においてひとりの男を手に入れるために戦争を起こし、政治において夫である王を毒殺する容赦のなさに現れる。 数十年に渡って暴政を敷いたが女王としての手腕は確かで、城壁やイシュタル門の建設、多くの遠征を指導した。
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/211.html
―――二人の兄弟がいた。 白銀の兄と、金色の弟。 王家の血統として生まれた彼らの幼少期は、過酷極まるものだった。 白銀の兄は、遊ぶ事すら許されず、血の滲むような鍛錬の日々。 金色の弟は、世界を滅ぼしかねない力を知らず科され、預けられた養母の虐待に耐える日々。 当然、そんな環境で子供が健やかに育つはずもない。 白銀の兄は弟に憎悪を募らせ、金色の弟は寄る辺のない絶望の日々を送っていた。 これでは例え兄弟が再会しても、待っているのは惨劇の結末以外になかっただろう。 ―――私にはお父さんがいる。お母さんがいる。欲しかったお兄ちゃんまでいるのだ… そんな彼らの運命に転機が訪れる。 家族の健在。もたらされたその情報は、幼い金色の弟の心を希望に包んだ。 ならば、俯いてはいられない。何時か来る家族との再会の日のために。 母や、父や、兄に胸を張って自分は頑張ったと言えるように。 とてもか細い。希望と呼んでいいのかさえ分からない糸を、彼は決して手放さなかった。 そして、時は流れて。 遂に別たれていた兄弟の運命が交わる。 ―――許せ、ガッシュ。兄が愚かだった。 再会は、金色の弟が望んでいた穏やかなものでは決してなかった。 白銀の兄の憎悪は消えず、一国の命運をかけた壮絶な死闘。 その果てに放たれた、兄弟の道が別たれた象徴である雷の黄金龍。 一度はその力に飲まれそうになった物の、金色の弟は力の主として認められ。 金色の黄金龍は正しき担い手の元、食らいつくす。 兄の憎悪も、悲しみも、全ての悲劇を。 最悪の結末は、遂に訪れることはなかった。 ―――皆、待っておれ。待っておるのだ…私が必ず魔界で魂だけとなった皆を…生き返らせる…から…… 金色の弟は、どんな絶望にも負けなかった。 民のために全てを投げうち消滅と言う極点の力に抗う小さな背中は、正しく優しき王の背中だ。 そして、全ての民の力を結集し、金色に輝くその姿。 その姿を見て、月の兄は思うのだ。 あぁ、自分が背を向けた陽の光とは。 いつも、こんなにも。美しいものだったのかと。 ▼ ▼ ▼ 「どうしたアサシン。何を呆けた顔で立っている」 思考の地平から意識が浮かび上がり、アサシンと呼ばれた男の意識が覚醒する。 声の方へ視線を向けてみれば、幼い少年が此方を見上げていた。 白銀の髪。紫電の眼光。純白のマントを身に纏うその童子―――名は、ゼオンと言った。 「しばし……思案を……」 「そうか。近くこの戦いが本格的に始まるらしいが、不安にでもなったのか?」 「戯れを……」 その少年は、幼いながら大当たりと言えるマスターだった。 豊富な魔力量。鍛え上げられた肉体。サーヴァントにも比肩し得る雷の鬼血術。 瞬間移動から記憶の収奪など様々な特殊能力に加えて、頭の回転に至るまで申し分ない。 何より称賛に値するのはその肝の座り方だ。 歴戦の鬼狩りすら一目で恐怖する自分の姿を見て平然としている。 人間ではあり得ぬ複眼に、上弦の壱の文字が刻まれたこの『黒死牟』を、当たり前の様に従えているのだから。 このマスターを引き当てただけで、聖杯の獲得に一歩近づいたと言えるだろう。 だというのに。 「安心しろ。前にも言ったとおりだ。 俺に願いはないが、お前の願望の成就には協力してやる」 どうして、この童子を見ているとこんなにも心がざわつくのか。 いや、理由は漠然とだが理解している。 この童子を見ていると、どうしても思い出すのだ。 あの怪物と、弟である縁壱と共にあった頃を。 ―――ガッシュめ…消していやる!俺と同じ苦しみを味合わせてやる…! 魔力パスが刻まれた際に見たマスターの過去は、自分を呼んだのも頷けるものだった。 恵まれた弟への嫉妬に身を焦がし、心から憎悪し、殺し合った。 それだけ見れば自分の辿った道程と何ら変わりはない。 だが、結末は真逆だった。 兄弟の対立の果てにあったのは、事切れる弟の最期ではなく、憎悪からの解放だった。 その結末が、霊基にこびりついて離れない。 痣がある限り、自分に残された時間は少なかった。別の道などある筈もなかった。 縁壱と並び立つには、越えるには、人を捨てて上弦の壱である黒死牟となるほかなかった。 そのはずなのに。 この、幼き主を見ていると、そんな必要はなかったと言われているようで。 他の答えがあったのではないかといわれているようで。 どうしようもなく、心がかき乱される。 今すぐ傍らの刀を抜き放ち、斬り捨てたくなるほどに。 「……いるといいな。アサシン」 「……?」 「お前の弟だ。お前の記憶の通りの剣の天才ならばサーヴァントになっていても不思議はないだろう」 その言葉に、強制的に意識がが主へと引きつけられ、揺れる。 そう、自分が英霊となっている以上、あの男も当然『座』に招かれているだろう。 いなければおかしい。 だが、仮に居た所で何になると言うのか。 奴は鬼狩りで、自分は鬼だ。殺し合う以外に行きつく果てはない。 自分が奴に憎悪以外の感情を抱いていない以上、それ以外の結末などあり得ない。 「本当にそうか?お前がかつて弟に抱いていた物は…本当にそれだけだったのか?」 見透かしたようなマスターの言葉。 彼に記憶を読み取る能力があるのはアサシンも知っている。 きっと令呪を源としてアサシンの記憶や思考を読み取ったのだろう。 だが、その上で黙れと叫びたくなる心を、アサシンは必死で抑え込んだ。 「此処で出会ったなら…お前たちは聖杯によらずとも違う答えが出せるかもしれない。 俺はそれを期待している」 アサシンは無意識のうちに胸に丁寧に仕舞われた玩具の笛をぎゅうと握る。 黙れ。黙れ。黙れ。 10年も生きていない童が勝手に理解した面をするな。 聖杯という奇跡によって私はあの怪物と同じ高みへと昇り詰める。 それ以外の答えなど、必要ないのだ。 「憎しみは何も実らせん……この聖杯戦争で見つかるといいな、アサシン。 憎しみ以外の、新しい答えが」 やめろ。 お前は縁壱ではない。お前は私の側のはずだ。 分かっているはずだ。私と縁壱の間に、それ以外の答えなどなかったと。 私は、あの化け物が嫌いだと。 それなのに何故、そんな瞳で私を見る事ができる。 ――――一緒に暮らしてくれるか?ガッシュ。 だが、しかし…何故だ。何故なのだ。 お前は、お前たちは縁壱ではないのに、どうして… どうして、そんなにも―――― ―――――そんなにも、眩しいんだ。 【クラス】 アサシン 【真名】 黒死牟@鬼滅の刃 【ステータス】 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具C 【属性】 秩序・悪 【クラススキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 鬼種の魔:A 鬼の異能および魔性を表すスキル。 鬼やその混血以外は取得できない。 天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキルで、アサシンの場合魔力放出は"月輪"となる。 至高の領域:A 透き通る世・無我の境地とも。 相手の肉体を透過して見る事が可能となり、微妙な筋肉や骨格・内臓の動きから相手の行動を先読みできる。 見切りと無窮の武練の複合スキル。 400年の妄執:A 400年間抱き続けた日輪に対する羨望と憎悪。 戦闘続行及び精神汚染、自己改造の複合スキル。 このスキルが高まる程純正の英霊から遠ざかり、精神干渉をシャットアウトする。 彼にとっての日輪である縁壱が脳裏を過るたびに戦闘続行、自己改造、精神汚染にボーナス補正がかかるが、 最大まで補正がかかると二つ目の宝具が発動する。 【宝具】 『上弦の壱』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:50人 多くの人間を喰らい、命尽きるその瞬間まで人に恐怖を与え続けた"上弦の壱"の肉体そのもの。 非常に高い再生能力を持ち、急所である頸を切り落とす以外の手段で滅ぼすのは非常に困難。 本来であれば"日輪刀"で頸を落とす必要があるが、英霊の座に登録されたことにより弱点が広範化。 宝具級の神秘を持つ武装であれば何であれ、頸を落として鬼を滅ぼせるようになっている。 アサシンは唯一鬼でありながら鬼狩りの剣士が扱う呼吸術に精通しており、それを自身の血鬼術と呼ばれる特殊能力と組み合わせて戦う。 その結果剣士とは思えぬ間合いの広さと鬼の中でも群を抜いた肉体性能を誇る。 しかし欠点として日光を浴びると肉体が焼け焦げ、浴び続ければ灰になって消滅してしまう。 このため太陽の属性を持つ宝具、それどころかただの太陽光でさえ致命傷になり得る。 『生き恥』 ランク:E 種別:対自己宝具 レンジ:0 最大捕捉:黒死牟 前述のスキルである400年の妄執の補正が最大値まで発生した時に発動する宝具。 頸の弱点を完全に克服し、戦闘続行と自己改造のスキルが最大まで跳ね上がるが、逆に精神耐性はEランク相当までダウンする。 その時点で自己改造が最大まで高まった自分の姿を認識してしまったとき、アサシンは現界を保てず消滅する。 【weapon】 『月の呼吸』 その気になれば肉体そのものから生やすこともできる。 【人物背景】 鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の一人。 その中でも頂点とされる上弦の壱に位置する最強の鬼。 人間であった頃は鬼狩りとして鬼と戦っていたが寿命を一気に縮める痣が発現したことにより弟と袂を分かつ。 鬼になって以後は陽の呼吸を知る剣士を一人残らず抹殺し、戯れに鬼狩りを狩る日々を送っていたが最後は鬼狩りの最上位である柱複数人がかりで倒され、何もつかめずその生涯を終えた。 【サーヴァントとしての願い】 界聖杯を手に入れ、緑壱を超える強さを手に入れる。 【マスター】 ゼオン・ベル@金色のガッシュ! 【マスターとしての願い】 願いはないが、アサシンがほっておけないので付き合ってやる。 【能力・技能】 多種多様で高威力の雷の術。そして齢6歳ながら鍛え上げられた肉体性能。 記憶の読み取りや収奪、瞬間移動などの特殊能力も有している。 【人物背景】 魔界の王子にして、ガッシュ・ベルの双子の兄。壮絶な英才教育と鉄拳制裁を受けて育てられ、その才能は王宮騎士の中でも恐れられるほどの域に達している。 初級呪文で他の魔物が持つ中~上級呪文を打ち破る程度は何のその、身体能力も並の魔物では狂戦士化の禁術を使っても相手にならないほど。 かつては弟への憎悪を原動力に行動していたが、今は和解し、弟へ兄としての愛情を向けている。
https://w.atwiki.jp/taka0604/pages/18.html
サーヴァントクラス:アサシン 真名:トラッパ AA:モハメド・アヴドゥル(ジョジョの奇妙な冒険) 性別:男性 属性:中立・善 参戦時のマスター:玲瓏館 美沙夜 ステータス: 筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:A 宝具:C スキル: 気配遮断C:暗殺者としての能力、彼の場合は遠距離からの呪術による暗殺の為物理的距離による悟られぬ能力 呪術C:魔術とは別系統の術、対魔力貫通or軽減。 反骨心B:同ランク以下のカリスマスキル無効、王を殺した事による逸話から 宝具: 圧政者への殺意 アサシンが生前民を圧する者達への制裁として使用していた呪術。王に関するサーヴァントに対し+2 進め冷ややかな狂戦士 発動までに三日使う事により範囲内の人間を従順な戦士とするコンマの数により人数を決め、命令を下す事が出来る。
https://w.atwiki.jp/assassin2/pages/66.html
DNAシークエンス13 『虚栄のかがり火』 - 1497-1498年 ※有料ダウンロードコンテンツ このシークエンスは製品版に含まれていない。有料でコンテンツをダウンロードすることによりプレイ可能になる。 ※フィレンツェ南部オルトラルノ地区に入れる様になる。ビューポイント7カ所追加。 ※シークエンス13中にフィレンツェのアウディトーレ家に行くと、ちょっとしたイベントがある。クリアすると見られなくなる(?) ◆Memory-1「フィレンツェ・フィアスコ」 フィレンツェ東門近くの修復済みメモリー(開始マーカー)に行くとメモリー開始。オルトラルノ地区でマキャベリと会う。 ※Memory-1終了まで高警戒モード(悪い噂100%) シークエンス12同様、高警戒モード時には服装が強制的に「質素なマント」に変更され、一般市民状態に戻るまで他のマントを着る事はできない。 東門は軽装兵×6に塞がれている。戦闘で排除してもいいし、門を出入りする群衆に紛れてすり抜けることもできる。 移動ステーション前に来ると、オルトラルノ地区の橋の上に味方マーカーが出現するので、そこへ向かう。 ※街の至る所で、サヴォナローラの兵(茶色)とボルジア家の兵(赤色)の兵が交戦中。どちらの兵に見つかっても追い回されるので、戦闘が面倒だったら裏道を通って近付かなければいい。 橋の上でマキャベリに話しかけ、一緒にピッティ宮まで歩く。傭兵2人が同行。ピッティ宮前に到着すればシンクロ完了。サヴォナローラの狂信者を全て倒す事になる。 ※以後、スプリングバーのある所でスプリント・ジャンプが可能になる。 ※Memory-2~10は任意の順番で行える。 ◆Memory-2「狂気を描く」 オルトラルノ地区、ピッティ宮の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。狂信者の画家を暗殺する。 ※Memory-2終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※ピッティ宮の南東側が高警戒エリアになる。ターゲットは重装兵、索敵兵に護衛されながら、街の外壁近くを歩いている。他にも敵兵が多数巡回。発見された場合、このターゲットは逃亡する。 ※ピッティ宮屋根の北東にあるスプリングバーからスプリント・ジャンプで外壁側に飛び移り、ターゲットの頭上に回り込んでエア・アサシン、というのが推奨ルート。 ※上述のスプリント・ジャンプ時に専用ムービーが入る。必見? ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-3「待ち伏せ」 ※Memory-3終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) サンタ・マリア・ノヴェッラ地区北東、サン・ロレンツォ教会中庭の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。警備隊長を暗殺する。 乱闘ミッション。教会全体が高警戒エリア。ターゲットは教会の屋根の上にいる。軽装兵多数増援。 ※ターゲットのいる屋根まで登って、煙幕焚いて仕留めるのが早い。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-4「虚栄の災い」 サンタ・マリア・ノヴェッラ地区ヴェッキオ市場の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。貴族を追いかけて倒す。 ※Memory-4終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※ターゲットはヴェッキオ市場の周囲を逃げ回る。兵が追いかけてくるが、無視してターゲットを追尾し成敗するのみ。 ターゲットを暗殺すればシンクロ完了。 ◆Memory-5「終末を語る」 サン・ジョヴァンニ地区サンタ・マリア・デル・フィオーレ前広場の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。見付からずに大聖堂を登り、神父を暗殺する。 ※Memory-5終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ターゲットはサンタ・マリア・デル・フィオーレのドームの上にいる。屋根の上を弓兵が巡回。 ※警備兵を排除し、ドームを登ってターゲットを始末するのみ。ジョットの鐘楼側から登った方が、警備兵の配置的にいくらか楽か。 ターゲットを暗殺すればシンクロ完了。 ◆Memory-6「港湾封鎖」 サンタ・マリア・ノヴェッラ地区南の川沿い。船の北の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。見つからずに船に乗り込み、商人を暗殺する。 ※Memory-6終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※発見されると即失敗の隠密ミッション。 ※ターゲット周辺は高警戒エリア。ターゲットは船の中央にいる。前に重装兵×2、背後の船尾に軽装兵×2、船首に軽装兵×2、この他に両舷を巡回する兵が2人ずついる。他に桟橋への階段入口に軽装兵×2、桟橋を巡回する軽装兵×1。 ※左舷からの一侵入例。 川に入り、桟橋の兵をへりからのステルスキルで川に落とす。左舷から船に張り付いて左舷の2人を川に落とした後、船の外側を船尾方向に移動。右舷の船尾側を巡回してくる兵を川に投げ落とした後、船尾から船内に入る。兵2名をステルスキルでダブルアサシンし、すぐ前にいるターゲットをエアアサシンで仕留める。 ※他に、桟橋の兵から芋づる式に1人ずつ狙撃していく方法(タイミングがやや難しい)や、船尾に回らず中央から船内に突入し、すぐ煙幕を使ってターゲットを仕留めるなど、やり方はいろいろある。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-7「診療拒否」 サン・マルコ地区、オスペダーレ・デッリ・イノチェンティ西の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。見つからずに医者を暗殺する。 ※Memory-7終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) 発見されると即失敗の隠密ミッション。ターゲット周囲は高警戒モード。ターゲット自身は広場で演説しており、前を軽装兵×4、背後を索敵兵×1が警備している。周囲には警備兵が多数巡回。 ※が、人混みやベンチが多数ある為、それほど難易度は高くない。警備兵に怪しまれない内に紛れながら近付き暗殺するのが楽。噴水の前のベンチへ行き、黒装束の修道員に紛れ、階段下からピストルで撃つのが簡単か。もしくは右奥でウロウロしている修道者達に紛れて背後のベンチに座り、索敵兵が離れた所を一気に忍び寄って暗殺。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-8「わら山を確保せよ」 サンタ・マリア・ノヴェッラ地区、移動ステーション北の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。仲間に気付かれず農夫を暗殺する。 ※Memory-8終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※発見されると即失敗の隠密ミッション。 ※ターゲットは軽装兵2名を従え藁山の間を歩き回っている。周回範囲は広く、高警戒エリアの東側までかなりはずれて移動する。周囲を警備兵が巡回し、屋根の上には弓兵もいる。 ※上記の所、およびスタート地点北の弓兵のいる所からイーグルダイブで藁山に入り、ターゲットが近付くのを待って藁から暗殺でもいい。ただし、暗殺できる距離までターゲットが近付かない事もある。 もしくは、スタート地点のすぐ南西あたりにいる弓兵にエアアサシン→そこからすぐ西側の、弓兵が屋上にいる建物に飛び移り弓兵を背後から通常暗殺(へりから暗殺して下に落とすと兵が集まって後々邪魔になるかも)、その建物の北側にある藁カゴ?にイーグルダイブ→すぐそばの兵を藁の中から暗殺→ターゲットが巡回してくるので暗殺 ※藁から出て近づいてきたターゲットにこちらの姿をチラッと見せてから藁の中に隠れて誘導すると確実 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-9「橋のたもとで」 オルトラルノ地区、ヴェッキオ橋南の屋根の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。橋を封鎖する狂信者を暗殺する。 ※Memory-9終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※橋周辺は高警戒エリアとなり、重装兵、索敵兵を含め敵兵多数。ターゲットは橋の上のテラスにいる。このターゲットは逃亡しない。 ※ターゲットの背後に回り込み、テラスのへりから暗殺が手っ取り早い。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-10「滅亡の日」 オルトラルノ南の移動ステーション近くにある修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。狂信者の神父を始末する。 ※Memory-10終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※ターゲットは教会前で説教をしており、説教が終わると西の建物に移動し回廊を回り始める。周辺には警備兵多数。近距離で戦闘したり発見された場合、このターゲットは逃亡する。 ※医者の背後の屋根からイーグルダイブで藁に入り、聴衆に紛れて狙撃するかアサブレ暗殺が手っ取り早い。 ※他に、教会の弓兵を排除して説教中に直上からエア・アサシンとか、説教が終わる前に回廊の敵兵を一掃してターゲットを待ち伏せる等、殺り方いろいろ。お好みで。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-11「大いなる力」 Memory2~10を全てクリアした後、ピッティ宮前の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。 サヴォナローラの演説を聞く。インタラクト1回あり。その後、リンゴを持ち去る兵士を追走し暗殺する。 兵士を倒せばシンクロ完了 ◆Memory-12「せめて安らかに」 シニョーリア宮前広場の修正済みメモリーに行くとメモリー開始。 時間内にサヴォナローラにとどめを刺す。群衆を押し退けて磔台に近寄ればムービーが入って自動的に暗殺。 イベント後シンクロ完了、シークエンス終了。最後のエツィオの演説は、シークエンス14のラストバトルのエツィオの行動への補完とも言える。ここまでプレイしてきたプレイヤーには感慨深い。 >>>シークエンス14へ
https://w.atwiki.jp/9o8i7u6y5t/pages/408.html
ノーマディック・アサシン (ノーマディックアサシン) モンスター・星4・風 戦士族・シンクロ/効果 攻撃力2000/守備力 600 チューナー+チューナー以外の「ノーマッド」と名のつくモンスター1体以上:このカードを戦闘で破壊したモンスターはダメージステップ終了後に破壊される。 ノーマッドシリーズのシンクロモンスターの1体。レベル4のシンクロモンスターの中では攻撃力が高めでアタッカーとして使用でき、戦闘破壊したモンスターを道連れにできるのでなかなか優秀なモンスター。 ただ、速攻で高レベルシンクロモンスターを特殊召喚できるノーマッドの中では使用回数は少ない。ノーマッドの主力モンスターのレベルは3の為、あまりレベルが合わないからというのもあるが。どちらかといえば、ユニオンモンスターからの特殊召喚が多い。 関連項目 ノーマッド
https://w.atwiki.jp/avabelwiki/pages/38.html
アサシン 暗殺者の異名をもつ職業 短剣による二刀流で絶大な効果を発揮する。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/23.html
主従の出会いは、都市部の路地裏だった。 鼠が這い回り、塵が散乱する薄汚れた路地裏の壁を背に、少女は踞るように座っていた。 少女は粗末なワンピースを身に纏い、衣服を纏わぬ手足や顔には痛ましい傷痕が残されており。 どこか不安げで、怯えるような表情を浮かべ、目の前に立つ男を見上げいた。 「小娘」 少女の前に立つ一人の男が、声を掛ける。 百日鬘を思わせる髪型に、派手な和服―――――端から見れば時代錯誤とさえ言える。 そんな男が、少女の目の前に立っている 和服の男はその場で屈み、少女の右手を強引に掴んだ。 びくりと震えた少女を意にも介さず、男は右手の甲に刻まれた『紋章』を見つける。 やはりか、と当たりを付けたように男は頷き。 少女へと不敵な笑みを見せ、言葉を掛けた。 「おめえが、俺の主(マスター)だな」 浮浪者の少女、シルヴィは目の前の男の言葉に困惑する。 マスター―――――つまり、自分がこの男性の主人だというのだ。 何を言っているのか、と普段ならば困惑する他なかっただろう。 だが、今のシルヴィには理解が出来た。 『聖杯戦争』の参加者として呼び寄せられたシルヴィには、その言葉の意味が分かった。 「サーヴァント……?」 「その通り、俺がおめえの従者(サーヴァント)だ。暗殺者(アサシン)とでも呼べ」 ◆ 新都のとある路地裏近くの廃ビル内。 少女は覚束無い足取りで、壁際の床に座り込む。 この建造物は老朽化が進んだことで解体が決定し、一週間程後から解体工事が始まることが決定している。 今は誰も人がおらず、浮浪者である彼女が一時的に身を隠すにはうってつけの場所だった。 「さて、此処ならばゆるりと話も出来る」 アサシンは周囲の魔力の気配を探った後、壁際に座り込むシルヴィの方へと目を向ける。 俯き気味に床を見つめていたシルヴィだったが、アサシンが口を開いたことに気付いてすぐに彼の方へと視線を向ける。 アサシンは自らのマスターに歩み寄りつつ、彼女を品定めするように目を細めて見つめる。 このような幼子まで参加するとは思いもしなかった。 歳は見たところ、十代前半といった所。 見てくれは明らかに浮浪者。 しかしその様子からして、明らかに『慣れている』。 路地裏で鼠同然の生活を送るという斯様な境遇に置かれながら、余りにも落ち着いている。 この聖杯戦争に呼び寄せられる前からろくな環境で育ってこなかったのだろう。 それに、主の素肌には数多の古傷が存在している。 乙女の命とも言える顔にさえ火傷らしき痕が残っているのだ。 恐らくは『悪趣味な愛玩』用の奴隷か。 生前より数多の弱者を目にしてきたアサシンは、その観察眼でシルヴィという主を見極める。 「名は何と言う」 「シルヴィと言います」 「成る程。で、お前は聖杯戦争に招かれた。 ならば願いの一つや二つ、持っているんだろう」 「………解りません」 少しの沈黙の後に、シルヴィはぽつりと呟いた。 その答えにアサシンが表情を顰める。 「解らない?」 「願いと言われましても……私には、思いつきません。 聖杯というものはアサシンさんが好きに使って下さい」 シルヴィはいとも簡単にそう答えた。 アサシンは仏頂面で彼女を見下ろす。 この少女は、自らが奇跡を手にする権利をいとも容易く手放した。 奇跡に縋りたくないと言う信念や矜持があるから―――――といった風にはとても見えない。 少女は「願いが思いつかない」といった一言で、自らの権利をアサシンにあっさりと譲ったのだ。 まるで空っぽな人形だと、アサシンは思う。 無言で見下ろしてくるアサシンに対し、シルヴィは何処か怯えるように彼を見上げる。 従者であるアサシンの顔色を伺うように、彼女はまじまじと見つめていた。 「あの、私、何か失礼なことを言って……」 「おどおど、おどおどと。いつまでそんな面をしてる」 「……すみません」 どこか痺れを切らしたように、アサシンが言った。 主であるシルヴィはびくりと震え、僅かに言葉を詰まらせる。 そのままアサシンに向けて自分の非礼を謝った。 しかし、再び顔を上げたシルヴィの表情は――――変わらず。 真顔でいるつもりなのかもしれないが、彼女の表情は相変わらず他人の顔色を伺うような様子であり。 そのまま彼女は、どこか困った様子で呟く。 「あと、主なんて……私には向いていないと思います。 だから、アサシンさんが私の主になって下さっても構いません」 「何故だ?」 「私は、奴隷ですから」 シルヴィがぽつりとそう言った。 自分は奴隷であり、誰かを使うことなんて向いていない。 そう告げたのだ。 彼女自身が語る通り、シルヴィは奴隷だった。 実の両親の顔は覚えていないし、どこで生まれたのかもしれない。 物心ついた頃には『ご主人様』の家で買われていたのだから。 彼はシルヴィに対し、日常的に虐待を行ってきた。 ある時は執拗に鞭で嬲り。 ある時は顔を焼き。 ある時は血を吐く程の暴力を振るい。 そんな日々が何日も、何週間も、何ヶ月も、何年も続いた。 『ご主人様』は彼女に何度も言い付けた。 お前の命は虐げられるためにある。 痛みで悲鳴を上げる玩具として私を楽しませることに価値がある。 モノとして使われることがお前にとっての幸せなんだよ、と。 『ご主人様』からの虐待の日々は、彼女の精神を摩耗させた。 自分は奴隷であり、虐げられる存在なのだと。 高望みが出来る身分ではないし、誰かに使われることがせめてもの幸せなのだと。 シルヴィはそう考えた。自らの境遇に絶望し、完全に諦観した。 『ご主人様』が不慮の事故で逝ってからも、その意識は呪いのように解けることがなかった。 そしてシルヴィは、アサシンへ更に言葉を続ける。 「私は、誰かに使われてこそ価値があるって、前のご主人様が仰ってました。 私がアサシンさんを使うよりも、アサシンさんに使われる方が……その、私には相応しいと思います。 なので、好きにして下さい。出来る限りの仕事は、しますから――――――」 「成る程、負け犬だな」 己の身の丈を卑下するかのように、シルヴィは黙々と語り続けた。 しかしアサシンは彼女の言葉を遮り、鼻で笑いながら言った。 「憎いと思ったことはあるか?」 唐突に、アサシンがそう問い掛ける。 え?とシルヴィはアサシンをきょとんと見つめた。 「おめえのその傷は『前のご主人様』とやらに刻み付けられたもんだろう。 それに己を卑下し続けるお前の性格……随分と『犬』として立派に調教されている様じゃあねえか。 痛めつけられ、苦しめられ、虐げられ、怒りが込み上げたことはないのか。 『何故己はこのような理不尽を身に受けねばならぬ。己に何の罪がある。何故主は私に虫螻同然の価値を与える』。 そう思ったことはねえか。恨めしくは思わなかったか」 アサシンは疑問を投げ掛けた。 シルヴィの肉体に刻まれた痛々しい傷、そして怯えながら他人の顔色を伺い続ける態度。 その様子から見て彼女が悲惨な境遇の持ち主であるということは理解できる。 しかし、だというのに。 何故彼女は「奇跡」を前に怯え続けている。 長年の怨念を晴らそうとか、巨万の富を得たいとか。 何故そういった欲望をちらつかせようとしない。 まるで負け犬であることを運命づけられた人形のようなシルヴィを見て、そう思ったのだ。 対するシルヴィは―――――アサシンの問い掛けに、ただ困惑するだけだった。 何を答えればいいのか、どう思えばいいのか、解らずに戸惑っていた。 まるで勉学を受けたことのない子供が唐突に読み書きの問題を出されたかのように。 武芸を知らぬ農民が唐突に刀を渡され、演舞を披露しろとでも言われたかのように。 少女はその場でおどおどと困ったような表情を浮かべていた。 「えと………その…………」 シルヴィはただただ困惑し、アサシンを上目遣いで見つめる。 そんな少女の様子を見て彼は確信した。 この小娘は枯れている、と。 性根まで負け犬なのだ、と。 主は最早己の欲望や感情すら忘れ去ってしまったのだと理解する。 自分は虐げられて当然であり、恵まれないのが運命なのだと諦観している。 幸せになる価値などないし、誰かの奴隷として生きるのが当たり前なのだと考えている。 それ故に己の『怒り』も『欲望』も自覚できなくなっている。 それがこのシルヴィという少女なのだと、アサシンは理解した。 「まあ、いい。おめえがどう思っているかは、いずれまた聞くとしよう。 ともかくだ―――――――」 フンと鼻で笑うようにシルヴィを見下す。 その眼差しには侮蔑と哀れみの感情が浮かんでいる。 枯れてしまった目の前の少女を無様に思い、心中で嘲笑う。 だが、それと同時に。 アサシンの口元には、不敵な笑みが浮かんでいた。 「俺はかの宝物を盗む。奇跡の願望器、『聖杯』をな」 どこからか取り出した煙管を吹かしながら、アサシンは堂々とそう宣言する。 聖杯を得る――――ではなく、『盗む』。 その言い回しにどういった意味があるのか、シルヴィには分からない。 だが、アサシンにとっては聖杯を勝ち取ることは『得る』ことではない。 古今東西の英雄を差し置いて、自分のような悪党が聖杯を手にする。 これを『盗んだ』と言わずして何と言うのか。 「アサシンさんには、何か願いが……?」 「ない」 「え?」 「盗んだら、おめえにやる」 「……え?」 ふとした好奇心でシルヴィが聞いてみたのだが。 アサシンからは予想外の答えが返ってきた。 願いは無いし、聖杯を手に入れたらシルヴィに寄越すという。 呆気に取られ、きょとんとしたような表情のままシルヴィはアサシンを見つめる。 シルヴィはマスターであり、聖杯戦争の『知識』が既に頭の中に入っている。 聖杯はあらゆる祈りを自在に叶える力を持っている。 マスターのみならず、サーヴァントもまたその聖杯を求める。 自らの願いを叶える為に。己の祈りを実現する為に。 その為に参加者達は殺し合うのだと、認識していた。 だからこそ、アサシンが初っぱなから聖杯の所有権を放棄することを予想できなかった。 「俺の興味は『宝』を『盗む』ことだけにある。 価値ある宝を盗むことが俺にとって極上の楽しみよ。 一度盗むことに成功すれば、最早それに興味は無い。生きる為に盗む金は別だがな。 かつても数多の宝を盗んできたが、殆どは阿呆共にくれてやったわ」 アサシンは、『宝』を盗むことを楽しんでいた。 彼は生前からそういった気質の悪党だった。 富を独占する権力者を相手取り、彼らの財宝を奪い取る。 アサシンはその行為自体に快楽を見出していた。 故に宝そのものには強い関心を持たぬ。 彼は自身の生計に必要な金以外は全て、適当な連中に盗んだものを寄越してやる。 その在り方は聖杯戦争に於いても変わらなかった。 同時に、彼自身がシルヴィにも興味を持っていたが為に。 彼は、シルヴィに聖杯を託すことを望んだのだ。 「おめえの好きに使え。おめえの望みを叶えてみろ。 勝てばお前は『奴隷』として在り続ける必要も無い。 金、物、地位、愛―――――――或いは現世への復讐。全てがおめえの思うがままよ」 にやりと、アサシンが笑みを見せた。 己の中の『悪徳』を曝け出すように、主へと囁いた。 そんな従者の言葉に、シルヴィはただ無言で唖然とするしかなかった。 勝てば、何もかも手に入る。 奴隷である自分であっても、あらゆる願望が叶う。 そして。 ―――――憎いと思ったことはあるか? 先程のアサシンの言葉が、脳裏を過った。 自分を痛めつけた主人を憎いとは思わなかったか。 己に降り掛かる理不尽に憤ったことはないのか。 こんな境遇を呪ったことはないのか。 それらに対する報復も、聖杯があれば行うことが出来る。 アサシンはそう囁いたのだ。 だが、シルヴィは答えを出せなかった。 自分が自分の境遇を憎んでいるのかさえ、彼女には解らなかった。 奴隷としての意識を刷り込まれた彼女は、何も言えなかった。 自分は、憎んでいるのだろうか。 それとも、このままでいいと思っているのだろうか。 解らない。解らない。解らない―――――― シルヴィの胸中に、複雑な感情が浮かび上がる。 そのまま彼女は両足を抱え、顔を埋めた。 「……答えはいずれ聞く。俺は偵察ついでに、現世の景色でも眺めに行く。 ま、これだけは言っておくぜ。俺は、おめえの『願い』に期待しているんだ」 そう言って、アサシンは瞬時にその場から姿を消した。 あ、とシルヴィはぽかんとした様子でアサシンが消えてしまった地点を見つめる。 そして、すぐに沈黙が訪れた。 ―――――聖杯戦争。願望器。マスター。サーヴァント。奴隷。憎しみ。 数多の言葉が、シルヴィの中で渦巻く。 そのまま彼女は、その場で静かに踞り続けた。 ◆ 願いは無いし、聖杯を手に入れたらシルヴィに寄越すという。 呆気に取られ、きょとんとしたような表情のままシルヴィはアサシンを見つめる。 シルヴィはマスターであり、聖杯戦争の『知識』が既に頭の中に入っている。 聖杯はあらゆる祈りを自在に叶える力を持っている。 マスターのみならず、サーヴァントもまたその聖杯を求める。 自らの願いを叶える為に。己の祈りを実現する為に。 その為に参加者達は殺し合うのだと、認識していた。 だからこそ、アサシンが初っぱなから聖杯の所有権を放棄することを予想できなかった。 「俺の興味は『宝』を『盗む』ことだけにある。 価値ある宝を盗むことが俺にとって極上の楽しみよ。 一度盗むことに成功すれば、最早それに興味は無い。生きる為に盗む金は別だがな。 かつても数多の宝を盗んできたが、殆どは阿呆共にくれてやったわ」 アサシンは、『宝』を盗むことを楽しんでいた。 彼は生前からそういった気質の悪党だった。 富を独占する権力者を相手取り、彼らの財宝を奪い取る。 アサシンはその行為自体に快楽を見出していた。 故に宝そのものには強い関心を持たぬ。 彼は自身の生計に必要な金以外は全て、適当な連中に盗んだものを寄越してやる。 その在り方は聖杯戦争に於いても変わらなかった。 同時に、彼自身がシルヴィにも興味を持っていたが為に。 彼は、シルヴィに聖杯を託すことを望んだのだ。 「おめえの好きに使え。おめえの望みを叶えてみろ。 勝てばお前は『奴隷』として在り続ける必要も無い。 金、物、地位、愛―――――――或いは現世への復讐。全てがおめえの思うがままよ」 にやりと、アサシンが笑みを見せた。 己の中の『悪徳』を曝け出すように、主へと囁いた。 そんな従者の言葉に、シルヴィはただ無言で唖然とするしかなかった。 勝てば、何もかも手に入る。 奴隷である自分であっても、あらゆる願望が叶う。 そして。 ―――――憎いと思ったことはあるか? 先程のアサシンの言葉が、脳裏を過った。 自分を痛めつけた主人を憎いとは思わなかったか。 己に降り掛かる理不尽に憤ったことはないのか。 こんな境遇を呪ったことはないのか。 それらに対する報復も、聖杯があれば行うことが出来る。 アサシンはそう囁いたのだ。 だが、シルヴィは答えを出せなかった。 自分が自分の境遇を憎んでいるのかさえ、彼女には解らなかった。 奴隷としての意識を刷り込まれた彼女は、何も言えなかった。 自分は、憎んでいるのだろうか。 それとも、このままでいいと思っているのだろうか。 解らない。解らない。解らない―――――― シルヴィの胸中に、複雑な感情が浮かび上がる。 そのまま彼女は両足を抱え、顔を埋めた。 「……答えはいずれ聞く。俺は偵察ついでに、現世の景色でも眺めに行く。 ま、これだけは言っておくぜ。俺は、おめえの『願い』に期待しているんだ」 そう言って、アサシンは瞬時にその場から姿を消した。 あ、とシルヴィはぽかんとした様子でアサシンが消えてしまった地点を見つめる。 そして、すぐに沈黙が訪れた。 ―――――聖杯戦争。願望器。マスター。サーヴァント。奴隷。憎しみ。 数多の言葉が、シルヴィの中で渦巻く。 そのまま彼女は、その場で静かに踞り続けた。 ◆ 己(アサシン)は、高層建造物の屋上から街を見下ろす。 あの京の街とは偉く異なった風景が眼前に広がる。 己が生きていた時代から数百年の時が過ぎている、ということは理解していた。 だが、こうして改めてゆっくり眺めてみると実に壮観な物だった。 数百年の時があれば、人はこれほどまでに成長を遂げるものなのかと。 己はただただ圧倒され、感心していた。 柱の如き建物が無数に聳え建つ。 街を行き交う人々の数はかつての都さえも凌ぐ。 そして夜の闇をも克服したかのように、街は光に包まれている。 街路の灯火が、建造物の明かりが、人々の営みが、煌煌と輝いている。 月明かりや星空の光さえも上回る輝きが、そこには存在していた。 なんと美しいのだろう。 まるで街そのものが宝の輝きで埋め尽くされているかの如し。 千両は下らぬ値が付くであろう光の都。 数百年の時を経て、日ノ本は眩い程の発展を遂げているようだ。 これに勝る宝があるとすれば―――――――― 『あの山門』から見下ろした、京の万両桜だけだ。 「嗚呼、絶景かな、絶景かな―――――――ってか」 聖杯さえあれば、この光を、この国を、この世界を掴むことでさえ夢ではない。 だが、それを掴む権利があるのは己の主だ。 己は富や権力などに興味は無い。 強き者から「盗む」こと、それ自体に価値があるのだ。 この世の富と権力を握る者を相手取り、そして奪うことに楽しさを見出す。 忠義に生き甲斐を見出す武士や、遊びに生き甲斐を見出す遊び人共と同じように。 己は、価値ある物品を盗むという行為そのものに生き甲斐を感じているのだ。 故に宝自体を欲している訳ではない。 日々を生き、適度に遊ぶ為の駄賃を盗めれば己はそれだけで十分。 だからこそ、聖杯そのものは不要なのだ。 聖杯は盗むだけであり、己が得るものではない。 『奇跡の願望器』という天下の逸品を『盗む』という行為自体に価値と快楽を見出しているが故。 己の欲望は、盗むだけで満たされるのだ。 そして主(こむすめ)が願望器を如何に使うのか、それが気になる。 あの主は負け犬だ。名誉や富という言葉には程遠い、薄汚れた虫螻だ。 悲惨な境遇の中で心の悪徳さえも枯れてしまった、正真正銘の抜け殻だ。 生前は似たような貧しき手前や、そこいらの民草に盗んだ宝を寄越してやったこともあった。 慈悲を与えてやっているのではない。ただ適当な弱者に「不要になった宝の後処理」を任せているだけだ。 大抵の者は餌を運ぶ蟻のように宝を持ち去り、金に換え、己の生きる糧としていった。 そうしている内に、民衆は己を『義賊』として持ち上げるようになっていった。 阿呆共め、と鼻で笑った数は数え切れぬ程。 そこいらの盗人は下衆だ悪党だと罵っておきながら、その盗人風情を英雄扱いとは。 所詮人の心は欲には勝てぬ。権力者の富を盗み、『分け前』を与えてやれば、連中はわらわらと群がってきて喜び出す。 根っから悪の道へと進む度胸は無い癖に、他人の悪によるお零れを何食わぬ顔で貰い受ける。 その様は宛ら、犬の糞に群がるしょぼい蠅共。 連中は己の心の悪徳から目を逸らす為に、俺を義賊という『英雄』として祭り上げているだけに過ぎぬ。 そんな悪党にも成り切れぬ腰抜け共を、己は幾度と無く嘲笑った。 だからこそ己は、主に『聖杯』を掴ませてみたいと思ったのだ。 生前の己が連中に寄越してやった宝とは格が違う。 聖杯は世界をも引っくり返す奇跡を起こせる、本物の『力』だ。 そして主は世の底辺に位置する弱者にして、己の悪徳というものを知らぬ乙女。 あの浅はかな連中よりも更に下の立場でありながら、卑しい心さえも忘れてしまった根っからの負け犬。 そんな小娘の内なる『悪』を咲かせてやったら、どうなるのか。 その後あらゆる奇跡を叶える最上の逸物を手にした時、果たして本物の『悪党』へと成り果てるのか。 己の欲望や憎悪を自覚し、己自身だけの為に奇跡を使うとするのか。 それが気になって仕方が無かった。 彼女の行く末を見届けたいが故に、己は主へと聖杯を捧げることを誓ったのだ。 狙うは奇跡の願望器。 千鳥の香炉にも、万両の桜にも勝る宝。 面白ェ、実に面白ェ。盗み甲斐がある。 この天下の大泥棒、石川五右衛門。 相手に不足はねえってもんだ。 【クラス】 アサシン 【真名】 石川五右衛門 【出典】 史実、日本・安土桃山時代 【性別】 男 【属性】 混沌・悪 【身長・体重】 190cm・85kg 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具C+ 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 戦闘体勢に入れば気配遮断の効果が大幅に低下するが、アサシンは「忍術」スキルで低下を少し抑えられる。 【保有スキル】 盗人:A 天下を荒らした盗賊としての烙印。 「盗む」ことに長け、Aランクともあらば形ある宝具を盗むことさえ可能。 盗んだ物品は後述の風呂敷に収納することが出来る。 忍術:C 忍びとしての技能。 手裏剣などの忍具や忍術を扱える他、戦闘時に気配遮断スキルのランク低下を少し抑えることが出来る。 伊賀忍者の抜け忍としての逸話がスキルとなったもの。 韋駄天:B 大泥棒としての逃げ足の速さ。 逃走の際、敏捷値が1ランク上昇する。 また敵との遭遇時、戦場からの離脱判定に有利な補正が掛かる。 カリスマ(偽):D+ 庶民の心を捉えた一種のカリスマ性。 生前の所業と後世の創作によって彼は『権力者に歯向かう勇敢な義賊』として英雄視されるようになった。 ただしそれらは大衆が作り出したイメージに基づく信仰に過ぎず、石川五右衛門という盗賊は決して善性の英雄ではない。 【宝具】 『万両桜の都、盗人が罷り通る』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:- 権力者を相手取り、盗みを繰り返した天下の大泥棒としての技能が宝具となったもの。 「盗む」という行為を働く時に限り気配遮断スキルが低下しなくなり、またアサシンのパラメーターとあらゆる判定に強力なプラス補正が掛かる。 更に対象が『権力者』としての逸話や属性を持つ者である場合、対象の権力者としての格が高いほど宝具による補正効果も上昇する。 【武器や道具】 『忍具』 忍術刀、手裏剣などの基本的な忍者の道具。 『風呂敷』 質量を無視して盗品を収納、または取り出すことが出来る風呂敷。 元々は石川五右衛門が生前にあらゆる盗品を包んでいた風呂敷。 彼がサーヴァントになったことで神秘を帯び、“盗品”という概念を自在に収められる魔術道具へと変貌した。 風呂敷を破壊されても再生が可能だが、破壊された際に収納していた宝具は全て本来の所持者の手に戻ってしまう。 【人物背景】 安土桃山時代に登場し、京の町を荒らし回っていたとされる天下の大泥棒。 1594年に豊臣秀吉の手勢の者らに捕らえられ、京都・三条河原で実子と共に釜茹での刑に処された。 『伊賀忍者の抜け忍だった』『豊臣秀次の家臣から秀吉の暗殺を依頼された』等といった数々の伝説があるものの、 史実における彼の素性や来歴に関しては未だ謎が多い。 江戸時代では歌舞伎や浄瑠璃の題材として取り上げられ、次第に『権力者・豊臣秀吉に歯向かう義賊』として扱われるようになる。 これによって石川五右衛門は庶民のヒーローとして広く親しまれるようになり、その後の創作にも大きな影響をもたらした。 此度の聖杯戦争における石川五右衛門は実際に秀次の家臣によって秀吉暗殺を依頼されており、 依頼と平行して秀吉が持つとされる『千鳥の香炉』を盗むことを目論むも失敗し、捕らえられて釜茹での刑にされている。 また伊賀忍者としての技能を駆使して権力者から盗みを行う義賊である等、後年の創作や伝説と合致した経歴を持つ。 しかし彼は結果的に民衆から「義賊」として持ち上げられただけの盗賊に過ぎず、民衆の味方でもなければ善人でもない。 石川五右衛門は己の悪徳に忠実な悪党であり、そして「盗むこと」と「強者に歯向かうこと」に生の実感と快感を見出だす傾奇者である。 【特徴】 外見年齢は三十代前半、厳つい顔立ちをした和服の男。 百日鬘のような髪型や派手などてら、煙管等、後世の『歌舞伎』のイメージが付加された装いをしている。 【サーヴァントとしての願い】 天下の逸品『聖杯』を盗む。 あくまで盗むという行為に価値がある為、手に入れたら主にくれてやる。 その過程で主の心の『悪』を咲かせる。 【マスター】 シルヴィ@奴隷との生活 -Teaching Feeling- 【能力・技能】 なし 【人物背景】 しがない町医者(主人公)が商人から引き取った奴隷の少女。 以前の主人から虐待を受けており、身体中に痛々しい傷が残っている。 過去の悲惨な境遇から当初は主人公にも素っ気ない態度を取っていたものの、彼の優しさに触れて次第に心を開いていく。 この聖杯戦争に呼び寄せられたシルヴィは前の主人を失い、主人公に引き取られるより以前。 そのため未だ他者に心は開いておらず、裏切りや虐待の恐怖に怯えている。 【マスターとしての願い】 ???
https://w.atwiki.jp/asaiworld/pages/209.html
【凶変のアサシン】 《ウリディンムは待機中だよ!外部からの干渉をちょっとだけOKにするよ!》 《魔術師さんこんにちは!少しの間だけウリディンムを使っていいよ!》 《でもウリディンムが何か大変な事起こしても責任は持てないよ!ごめんね!》 クラス:アサシン マスター:でれ 真名:ウリディンム 性別:無 属性:中立・中庸 ステータス:筋力A 耐久A 敏捷A 魔力B 幸運- 宝具A クラス別スキル:気配遮断A+ 固有スキル: 【半休眠:EX】 マスターではない別のどこかからの命令を待ち続けている状態。 全てのステータスが低下した状態で体を傷つけられる刺激に対する反応しかしない。 宝具: 【神造兵器・残影歩兵(ウリディンム)】 一定量のダメージを受けた場合に一時的に制限の一部を解除し正体を現すという宝具。 自分の周囲に自分と全く同じ見た目で全く同じ動きをする虚像を投影し、 虚像ごと高速移動しながら害敵と判断した対象を攻撃する。 【解説】 ある女神が生み出した凶悪な怪物の一匹。 普段は犬の耳と尾を生やした人間の青年の姿に擬態している。 常に黙って犬座りをしているものの自我や感情はあるのか耳や尾はそれに呼応して動く。 聖杯への願いは不明で恐らくは願うという概念そのものを理解していない。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/37372.html
スイム・アサシン C 水文明 (2) クリーチャー:マーフォーク 2000 ■火・闇バイステルス(相手のマナゾーンに火か闇のカードがあれば、このクリーチャーは攻撃もブロックもされない) 作者:白山羊 DMGX-01で登場したマーフォーク。 関連項目 DMGX-01「超転生編(オーバージェネレート) 第1弾」 カードリスト:白山羊 評価 名前 コメント